皆さんは、自分の食生活に自信がありますか?
食事を見直したい、気をつけたいと思っているけど今から専門的なことを学ぶのは難しいですよね。
そこで、注目したいのが色!
食材を色で判断して献立に役立てることができれば、偏っていた食生活も少しずつ改善されていくはずです。
ではどのように色を取り入れていくのか、詳しく解説していきます。
毎食、5色を揃えるのが理想!
バランスのいい食事とは、3大栄養素(炭水化物・脂質・たんぱく質)と副栄養素(ビタミン・ミネラル・食物繊維)の6つの栄養素を摂ることで叶いますが、覚えるのも初めは難しいし毎日の献立を考えるのに大変です。
そこで、目安となるのが色!
食材の色で選んで食べるのも一つの手段です。
毎食、最低5色をそろえて献立を考えることを目標に、健康な体と肌を目指していきましょう。
ではまず、色で分類する食材と、各色がもつ効果をそれぞれ見ていきましょう。
高い抗酸化作用で老化を抑制
トマト、にんじん、パプリカ(赤)、りんご、いちご、すいか、さくらんぼ、かつお、かに、えび
トマトのリコピン、にんじんのβ-カロテンなど、植物の赤い色素には抗酸化作用があります。
また、えびやかになどに含まれるアスタキサンチンも抗酸化作用が高く、老化スピードを穏やかにします。
活性酸素の除去、シミ予防に
かぼちゃ、パプリカ(黄)、バナナ、グレープフルーツ、オレンジ、レモン、マンゴー、卵
レモンやオレンジなどの柑橘類には、活性酸素を除去するビタミンcがたっぷりで、β-カロテンも豊富に含
まれています。
そのため、肌のターンオーバーを整え、メラニンの生成を抑える効果もありますので、シミ予防に。
貧血防止と免疫力アップ
ブロッコリー、アスパラガス、ピーマン、ほうれん草、水菜、キャベツ、にら、おくら、キウイ
緑の野菜は葉酸の宝庫で、血液サラサラ、美肌効果も期待できます。ほうれん草には鉄分、ブロッコリーにはビタミンA・C・Eがたっぷりです。
熱に弱いので、手早く加熱して食べましょう。
バリア機能の高い健康な体と肌
玉ねぎ、大根、カリフラワー、かぶ、長芋、生姜、白身魚、鶏肉、豆腐、ヨーグルト
アブラナ科の野菜(大根やカリフラワー)には、抗酸化&抗菌作用があります。玉ねぎや生姜の刺激臭や辛味成分には免疫力を上げ、代謝を促す効果があり、たんぱく質の消化を助けます。
眼精疲労、アンチエイジング
なす、紫キャベツ、さつまいも、巨峰、ブルーベリー、いちじく、ざくろ、あずき
紫の野菜や果物には、アントシアニンというファイトケミカルがたっぷり。抗酸化、血圧をを下げる効果があり、アンチエイジングに最適です。
特に、ブルーベリーは眼精疲労にも効果大です。
黒の食材は美肌成分がたっぷり!
黒ごま、黒豆、こんにゃく、プルーン、レーズン、昆布、のり、めかめ、もずく、めかぶ
黒い食材には、ポリフェノールが豊富です。酸化から体を守り、細胞を修復する働きがあります。特に美肌ために食べたいのが黒ごまとレーズン。
黒ごまには、ビタミンEやカルシウム、亜鉛。レーズンには鉄分が豊富なので、この2つは美肌には必須の食材です。
腸内環境を整え、美肌に
ごぼう、しいたけ、しめじ、舞茸、味噌、納豆、玄米、アーモンド、豚肉、牛肉
みそや納豆などの発酵食品は毎日摂って、腸内環境を整えましょう。腸から美しくなれば美肌&アンチエイジング効果も期待できます。
きのこ類には、肌をリカバリーする作用のあるビタミンDが豊富です。
忙しい人が初めから毎食5色を完璧にそろえて食事をするのは難しいことです。
そんな人は、お昼のランチに選ぶメニューをできるだけカラフルなものにしてみたり、サラダを選ぶときに色とりどりなものにしてみたりと、少しずつ色を入れていくようにしていきましょう。
自炊をしていると、なんとなく作っているものを並べたら茶色いものばかりになってしまっている…なんて人もいるんじゃないでしょうか?
そんな人は、赤や黄色を意識的に取り入れてみてください。
とにかくまずは日頃から自分が食べている食事にいくつ色が入っているかをチェックしてみましょう。
あまり食べてない色が見つかれば、その色を日頃から意識的に取り入れるようにしてみてください。
美肌とアンチエイジングを目指す食事としての目安として、毎食5色を目標にバランスよくを心がげてみてください。
健康な体と肌を目指しましょう!