「化粧品にかぶれやすい」「少しこすれただけで赤みが出やすい」など、ちょっとした肌への刺激で肌トラブルをおこしやすい肌質 ”敏感肌”
そんな敏感肌の方の方でも、会社勤めなどで日頃から人前に出ることがあれば、毎日のメイクは欠かせませんよね。
メイク落としで使用するクレンジング、苦痛になっていませんか?
クレンジングにはタイプがあり、敏感肌の方は特にクレンジング選びは自分の肌のために大事にしていただきたポイントです。
もし今使っているクレンジングが肌に合っていないという方は、今回の記事を参考に自分の肌にあったものを探してみてください。
敏感肌にためのクレンジング(メイク落とし)
敏感肌の方は、ちょっとした刺激でダメージを受けてしまうので、メイク落としで使用するクレンジングは気をつけて選ぶ必要があります。
敏感肌はなんでそんなに刺激に弱いのか、正常な肌と比べると一目瞭然です。
敏感肌のメカニズム
正常な肌![]() |
敏感肌![]() |
敏感肌には「生まれつき肌が弱いタイプ」と「年齢とともに肌が敏感になってきたタイプ」の2種類のタイプがあります。
敏感肌は、体調不良やストレス、季節の変わり目や生理前後や妊娠など、様々な要因によって肌が敏感肌になることが多く、年齢とともに肌が敏感になるタイプの方が多いと思います。
このタイプの方は、敏感肌を早く卒業するためにもしっかりとしたスキンケアが必要になります。
アレルギー体質などの生まれつきのタイプの方は、敏感肌を卒業するのはなかなか難しいので、アレルギーの原因となるものをいかに避けるかを考える必要があります。
ただ、だからと言って放置していいというわけではありませんので、肌に合うタイプのスキンケアを見極めて使用していく必要があります。
敏感肌の特徴
敏感肌の特徴としてよくあげられるのが「老けて見える」こと。
肌のバリア機能が低下すると、外部刺激から肌を守れなくなり、紫外線などのダメージからシミやくすみができやすくなります。
ターンオーバーも乱れてしまうので、メラニンがうまく排除されずシミの原因にも。
また、バリア機能が弱いと肌が乾燥してしまい、乾燥が要因で起こるのはシワも招いてしまうことに。
敏感肌の方は、エイジングサインが出やすいので、同い年の人と一緒にいても老けて見えやすいんです。
そんな敏感肌の方は、クレンジングを見落としがちな気がします。
クレンジングはメイクを落とすために、界面活性剤が配合されていますが、この界面活性剤は肌への刺激になります。
濃いメイクを落とすためにはたくさん配合しないといけないため、肌刺激が強くなります。
クレンジング剤の刺激が敏感肌の原因にも
敏感肌の方は、クレンジングを見落としがちだと、クレンジング剤の刺激が敏感肌の原因になっている可能性もありますので注意が必要です。
肌は「天然クリーム」とも呼ばれる皮脂膜でおおわれ保護されていますが、この膜は刺激の強いクレンジング剤や洗顔のしすぎなどで取りさられてしまうんです。
皮脂膜がなくなると肌が乾燥し、少しの刺激でも敏感に反応してしまう肌(敏感肌)になってしまうんです。
クレンジング選びは敏感肌を作らないためにも、悪化させないためにも重要なんです。
敏感肌のためのクレンジングの選び方
敏感肌を作らないためにも、悪化させないためにもクレンジング選びは重要です。
どんなことに気をつけて選んだらいいのか、どんなものが敏感肌におすすめされているのかを見ていきましょう。
全てのクレンジングがいいわけではない
敏感肌の人は、少しの刺激で肌トラブルをおこしてしまう肌質のため、できるだけ肌に刺激が少ないものを選んでいく必要があります。
人気があるから、よく見かけるからとクレンジング選びにはあまり注意していなかったという人は、クレンジングを変えてみるだけでも肌の状態が少し変わったかもと、実感できるかもしれません。
刺激が一番強いクレンジングは拭き取りできるシートになっているタイプのもの。
その次にオイルクレンジング。敏感肌の方は、この2つは注意が必要です。
刺激が少ないものはミルクタイプやクリームタイプのクレンジング。
メイクをしっかりしているという方は、水性のジェルタイプのクレンジングでもいいでしょう。
敏感肌の方は、刺激の少ないミルクタイプかクリームタイプがおすすめです。
肌に優しい成分でしっかりメイクを落とす
敏感肌だから優しいクレンジングでメイク落としをするといっても、毎日のメイクはしっかりと落としていきたいですよね。
肌に優しくて、しっかりメイクを落としてくれる成分のものを選んでいきましょう。
化粧品の成分でアレルギー反応がある方は、その成分が配合されていないかしっかり見ましょう。
その他の敏感肌の方は、肌のためにもクレンジングに肌に良い美容成分が配合されているかで判断していきます。
敏感肌の人が選ぶクレンジングの種類
敏感肌の方は「ミルク」または「クリーム」クレンジングがおすすめです。
ミルククレンジングはクリームより刺激は弱めですが、その分洗浄力も低めです。
敏感肌の方は乾燥を起こしている可能性もあります。
乾燥が気になる人はクリームタイプのクレンジングがおすすめです。
また、クリームタイプのクレンジングは適度な硬さがあると肌への負担が少なくなるので、硬さにも注目して選びましょう。
敏感肌が選ぶクレンジングのポイント
- ミルクタイプかクリームタイプのクレンジングを選ぶ
- ミルクタイプは肌への刺激は弱いが、洗浄力も低めというメリットとデメリットがある
- クリームタイプのクレンジングは適度な硬さがあるものを選ぶ
- 乾燥が気になる方は「クリームタイプ」のクレンジングを使う
ミルクタイプのクレンジングは馴染みのない人も多いと思いますので、使い方を簡単に紹介しておきたいと思います。
ミルクタイプクレンジングの使い方
- 髪をしっかりとあげる
- 乾いた手に適量(500円玉くらい)とる
- 力を入れずになじませる
- 小鼻などコマわい部分は指の腹でくるくるとなじませる
- ぬるま湯で洗い流す
※クレンジングをケチると肌への刺激になりますから、500円玉くらいの量を使用しましょう
※ミルククレンジングの洗い上がりはぬるっとしててOK!その後必ず洗顔しましょう
※ぬるっとした洗い上がりだからとゴシゴシするのはNG!洗顔ですっきり洗い上げるので心配しないでください
敏感肌が使いたいクレンジングの種類がわかったところで、顔ラブで厳選したおすすめのクレンジングを紹介したいと思います。
敏感肌におすすめのクレンジング(メイク落とし)
敏感肌さんがメイク落としに使用したい、おすすめのクレンジングを紹介します。
肌に優しい成分で作られていること、おすすめのクレンジングの種類であることを条件に、いくつかピックアップしました。

肌に摩擦を与えないクリームタイプのクレンジングですが、メイクと馴染むとオイルのような質感に変化し、うるおいを守りながらもしっかりとメイクを落としてくれる優れものです。

POLAのモイスティシモシリーズはうるおいにこだわった高保湿スキンケア商品。
こちらもクリームタイプなのにしっかりとメイクを落としてくれます。
メイクの濃い方はコレ

マツエクにもウォータープルーフにも使用できるリクッドクレンジング。
独自の「クイックキャッチ成分」で肌に負担をかけず、スピーディにメイクオフできます。
敏感肌用に開発されたクレンジングなので、薬局などで売られているリキッドタイプのものとは別物です。
メイク落としのポイント!
メイクをしっかりしている方は、目や口元などの”ポイントメイク”をしっかりしている方が多いと思います。
そんなポイントメイクをしっかりしている方は、目や口は専用のリムーバーで落とすようにするのがクレンジングのポイントです!
全部のメイクを濃いメイクに対応したクレンジングで落としていると、敏感肌の方にはかなり刺激が強いと思います。
肌に悪い影響を与えないように刺激はなるべく避けたほうがいいので、しっかりメイクをしている目や口は専用のリムーバーで落とし、それ以外もしっかりメイクをしている方(濃いメイクの方)は、保湿ケアもエイジングケアもできる、おすすめの「スキンアップ リキッドクレンズ」を使用しましょう。
敏感肌のために開発されたクレンジングですので、しっかりメイクもしたいけど敏感肌という方にはこちらがまずはおすすめです。
プチプラを探している方はコレ
保湿ケアも忘れずに行いましょう
敏感肌には保湿ケアがとても重要です。
クレンジング→洗顔の後は必ず「保湿ケア」を!
年齢とともに肌が敏感になっている敏感肌の方はセラミドが配合されている化粧品で保湿ケアを行いましょう。
なぜなら、年齢とともに肌が敏感になっている原因はセラミド不足かもしれません。
水分をはさみこみ、水分をキープする特徴を持っている保湿成分のセラミドで補っていきましょう。
敏感肌のスキンケア&メイク
敏感肌の方は日頃のスキンケアはとても重要です。
バリア機能が低下している肌を守っていくためにも、保湿ケアを重視し、自分で敏感肌にしてしまわないように正しいスキンケアをおこなっていきましょう。
いくつかクレンジングの際に紹介したものも含まれています。
何度も出てくるものは重要なポイントなので、要チェックです!
まずは敏感肌の方が知っておきたいスキンケアのポイントについてみていきましょう。
スキンケアのポイント
Point.1 化粧水をつける時は肌への刺激に注意する
化粧水をつけるときに手でパタパタとパッティングをするのは刺激になるのでNGです。
手で優しくおさえて化粧水をのせるようにしましょう。
Point.2 保湿成分が配合された乳液かクリームを使い皮脂膜をつくる
敏感肌はスキンケアで肌を守るための皮脂膜を作り、守りましょう。
敏感肌には保湿が一番大事なのでまずは「セラミド」配合のものを使いましょう。
保湿成分は以下の成分が配合されているものを選んでください。
セラミド |
セラミドが流れ出てしまうと、肌荒れやカサつき、外部からの刺激で炎症を起こしやすくなる。
年齢とともに肌が敏感になっている人は、セラミド不足が原因かもしれませんので、セラミド配合のものを日頃から選ぶように意識してみてください。
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コラーゲン |
タンパク質の1種で、真皮の70%を占める主成分。
40代以降新しく作られることはなくなり、古くなったり量が減ることでシワやたるみの原因になるので、美肌を保つためのケアに必要になります。
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エラスチン |
肌の弾力をつかさどる「エラスチン」
加齢や紫外線などでできる深いシワやたるみケアに。
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Point.3 クレンジングは「クリームタイプ」を使う
クレンジングの選び方は前の方で詳しく紹介していますので、詳細は省かせていただきます。
敏感肌の方は保湿ケアが大事なので、やはり一番おすすめなのはクリームタイプのクレンジングです。
Point.4 極端に敏感に傾いたときは、保湿中心のシンプルケア
水もしみてしまうほど肌が敏感になってしまったときは、クリームだけをつけてケアします。
UV対策は肌に刺激があるので、日焼け止め化粧品は避けましょう。
メイクをする際は、パウダーファンデーションかフェイスパウダーを。
Point.5 日焼け止めの選び方
日焼け止めは肌への刺激が強いので、敏感肌で心配という方はまずは医師に相談を。
日焼け止めを選ぶときは、肌への刺激が少ないものを選ぶようにしましょう。
敏感肌の方には肌に優しい「ジェルタイプ」の洗顔料がおすすめです。
セリー状のジェルタイプの洗顔料は、汚れを包んで落とします。
肌に優しいですが、洗浄力が弱いので汚れが残ってしまい肌トラブルを起こすこともありますので要注意です。
そんなに肌が敏感でないなら、「フォームタイプ」の洗顔や「固形石鹸」など、敏感肌以外の肌質から一番近い肌質を判断し、その肌質に合った洗顔料を使うようにしましょう。
Point.6 生活習慣(予防対策)
敏感肌は日頃の生活習慣から起きていることもあります。
あげられる要因がこちら
・寝不足
・食生活の乱れ、偏食
・ストレス
これらに思い当たるものがある方は、日頃の生活を見直して少しずつ改善していきましょう。
メイク
敏感肌さんがメイクをする際に知っておきたいポイントをまとめました。
Point.1 肌に優しい「パウダーファンデーション」を使う
敏感肌の方は、比較的刺激が少ないパウダーファンデーションを使用してメイクしましょう。
リキッドタイプやクリームタイプのファンデーションは、いっけん良さそうに見えますが水分を含むため、顔料をそこに分散させる界面活性剤や保存のための防腐剤が入っているので、おすすめできません。
肌への優しさで選ぶならパウダーファンデーションです。
粉っぽいのが苦手な方は、固形の練りファンデーションがおすすめです。
ここでワインポイント!
日頃フェイスパウダーを使用している方は、保湿クリームを塗ってフェイスパウダーを軽くのせるという使い方でもOKです!
敏感肌がメイク落としの時にしてはいけないNGなこと
敏感肌の方がメイク落としの時に気をつけておきたいNGなことを紹介します。
今から紹介することは間違ったNGなことです。
ネットなどで反対におすすめしている方もいるかもしれませんが、間違った情報には注意してください。
NG:メイク落としの時にマッサージ
クレンジングをおこなうときに、マッサージもしましょう♪とおすすめしている方をたまに見かけますが、これはNG!
絶対にやめましょう。
クレンジングには、メイクを落とすために少なくても界面活性剤が配合されていますので、肌の上に長時間のせておくと肌のうるおいをとってしまい肌への刺激にもなりますのでNGです。
クレンジングはすばやく落とすことが肌を傷めないコツです。
NG:拭き取りシートタイプのクレンジング
拭き取りシートタイプのクレンジングは、界面活性剤が多く含まれているため肌への刺激が強いので敏感肌の方には向きません。
拭き取る時の摩擦でも肌に強い刺激を与えてしまうので、どうしても必要な場合以外は使用を控えましょう。
NG:冷水や熱湯を使う
洗い流すときに熱湯を使うのは禁物です。
水分を蒸発させ、乾燥の原因になってしまいます。
冷水は毛穴を引き締めるイメージがありますが、その効果は一瞬です。
逆にお湯から水といった急激な変化を繰り返していると毛細血管が開いて赤ら顔の原因になりますのでNGです。
NG:日焼け止めだけの日は洗顔だけでOK
今日は日焼け止めしだけしか塗っていないから、洗顔だけでOK〜♪と思っている方はストップ!
日焼け止めを肌に残ったままにしておくと、肌が乾燥し、肌荒れしやすくなります。
日焼け止めだけの日でも必ずクレンジングをして落とし、洗顔をしましょう。
敏感肌が悪化したときは
敏感肌が悪化したと感じた時は、すぐに皮膚科に相談しに行きましょう。
肌が荒れやすかったり、すぐに炎症を起こしてしまうといった場合、敏感肌かも?と思い当たる方も、まずは皮膚科に。
一時的なものなのか、アレルギー体質なのかを診断してもらいましょう。
まとめ
敏感肌の方はスキンケアに気をつけているとは思いますが、クレンジングを見落としていたという方は今使っているクレンジングがあっているか確認をしてみてくださいね。
肌に優しくメイクをしっかりと落とせるクリームタイプのクレンジングか、この記事を参考にチェックしてみてくださいね!